スローガン
innovation
基本方針
- 1.地域を巻き込み活性化させる事業の推進
- 1.リーダー育成と組織の強靭化、成熟度の向上
- 1.次代へ繋ぐ組織一丸の会員拡大
- 1.まちの発展に寄与し貢献する活動の展開
- 1. 次代を見据えた的確な組織運営の確立
基本計画
- 1.地域に活気と笑顔をもたらす事業
- 1.資質向上と組織活性化事業
- 1.拡大活動の積極的な展開
- 1.まちの将来を担う青少年のスポーツ育成事業とまつり事業
- 1.責任と自覚形成による組織運営
はじめに
1964年、戦後日本の復興の象徴として東京オリンピックが盛大に開催され日本全体が活気に満ち溢れ、世界に日本ここにありの姿を示し、輝かしい未来へと人々が希望を抱いて日本経済が大きく発展する契機となりました。
それから56年、新たな元号のもとスタートした2020年は東京2020オリンピックと題し時代の最先端をゆく技術と日本が古来より重んじるおもてなしのこころで、世界に日本の素晴らしさを体感していただくこと、共に大きな感動と喜びを分かち合うことでより友好的に世界とつながり、全ての人が世界平和を信じ、さらなる経済発展へと結びつけていくはずでした。しかし新型コロナウイルス感染症という未知の脅威が世界中で猛威を振るい、オリンピックの延期をはじめ社会活動の自粛、経済活動の急激な停滞により、多くの日常が変わってしまい日々の生活までもが脅かされ、様々な方が将来への希望を失いつつあります。
それは羽島青年会議所活動においても例外ではありませんでした。しかし私たちが社会と同じくここで活動を自粛し続けては、まちと私たち自身の停滞を意味してしまいます。我々日本人は過去に経験した大震災や自然災害、バブル崩壊やリーマンショックの経済危機を、リーダー先導のもと、皆が一致団結し前を向いて進んでいくことで幾度となく乗り越え現在まで歩みを進めてきました。このコロナ禍においても人々が手を取り合い一枚岩になったことで新たな社会形態や新たな生活様式などが生まれ、少しずつ日々の生活に活力と笑顔が戻ってきました。
創立53年目を迎えた私たち羽島青年会議所も長い歴史の中における様々な局面において、多くの先輩諸氏のご尽力により、明るい豊かな社会の実現のため歩みを止めず一歩一歩進んできたことで今に至っています。時代に則し社会に則し、時には革新とも呼べるアイディアを実行しながら、常に最適な選択でここまで歴史を築いてこられました。今こそ時代の先駆者となるべくその意思を受け継ぎ歩みを進めなければなりません。一人ひとりが先駆者となりリーダーとして先導できてこそイノベーションが生まれるのです。時代が目まぐるしく移り変わる昨今、今を生きる私たちが地域のリーダーである自覚と気概をもち、未来を牽引する強い意志を持って地域の未来を作り上げていく先導を担う必要があると私は考えます。皆ならその先導になれます!現状を見極め、分析し、新たな切り口から『新たな価値』を創造することで新たな変化が生まれます。コロナ禍だからこそ求められるその変化を起こすため、自分を磨き、人を育て、まちに活気をもたらすよう、ポジティブチェンジで大きな変化へ変えていく先駆者となるべく一緒に立ち上がりましょう。
地域を巻き込み活性化させる事業の推進
いま私たち羽島青年会議所に求められていることとはなんでしょうか。
青年会議所として地域に確かな時代を築くために、新しいアイディアを生み、発信し、地域を巻き込んでまちに活気を生み出すリーダーとして率先して行動し、その活動で皆様に笑顔になっていただくことであると私は考えます。
まちづくり事業は地域の発展を目指す根幹をなすものです。しかし昨今のコロナ禍において行政、諸団体、地域のコミュニティとの協働のまちづくりが行いにくくなっている状況にあります。こんな状況の今だからこそ、青年経済人である私たちが新たなまちづくりをデザインすることが必要であり、実行することでまちに活気と笑顔をもたらし地域の発展へとつながっていくのです。
そのためにまず地域を広く見渡し、地域情勢に目を向け、現況を多角的な視点から分析し、「自分たちの視点で今何をするべきか」「何が出来るのか」「そこに何かヒントはないか」を考えてみると羽島青年会議所だから出来るまちづくりがみえてくるのではないでしょうか。立ち止まっていては何もみえません。主体的に行動し、新しい発想から新しい手法を生み出し地域を巻き込むことで、まちが活性化する方向へと導いていきましょう。
リーダー育成と組織の強靭化、成熟度の向上
「もっとこうしたら今より良くなるんじゃないか」「こんなことをやってみたら面白いんじゃないか」「自分が動くことで人の役に立ち喜んでもらえるんじゃないか」と自発的に物事を考えることが能動的な意思を養い、その意思を共有し仲間を牽引することが自己成長へとつながりイノベーションを生み出します。
リーダーとなるべく自覚を促し、意識を共有できた時、仲間は同志となります。同志とともに目標を掲げ、その目的を達成すべくプロセスを描き、創造力を掻き立て、汗をかいて実行することが個の成長につながり、組織の成長にもつながります。同志とともに志高く活動し続けることが組織としての強さや成熟度の向上へもつながり、次代へとつなぐ強靭な基盤を形成し、求められたら応えることのできるしなやかなで力強い組織へと変わっていきます。一人ひとりの成長が組織の向上につながるのです。
はっきりとした目的意識を持ち主体的に物事へ取り組む強い気持ちを持てる自分を作りましょう。こんな組織に所属し生き生きと活動する自分を想像してみてください。私は楽しくて仕方がありません。
次代へ繋ぐ組織一丸の会員拡大
会員数の減少は全国的な問題であり様々な要因が挙げられますが、羽島青年会議所においても例外ではなく設立以降最少レベルのまま推移を続けています。長年の問題でありますが、ここで踏みとどまり検証し解消していかなければ地域を先導し次代を切り開く先駆者となるリーダーを輩出することはできません。
昨年度多くの新入会員を迎えフレッシュな仲間との出会いが既存会員の意識を確実に良い方向へと変えました、活動の中に活気と笑顔が満ち溢れ、次代に向けて育てていくという自覚と責任感が自然と全体に生まれてきました。この流れを大切にしていきましょう。新たな風が吹くことで日々の活動に弾みがつき、充実感を得ることで、今後より多くの同志と活動したいと思えてきます。
現在の状態こそが会員拡大のスタートラインであると私は考えます。誘う側が楽しみ、充実感ある状態であれば、誘われる側にもきっとその空気感が伝わることでしょう。より多くの仲間と活動したいと思うことで、自発的に考え、動き、新たな仲間を増やすと強い意志を持つことが積極的な会員拡大活動につながっていくのです。
まちの発展に寄与し貢献する活動の展開
まちの宝であり将来を担う青少年の健全な育成を行うことは羽島青年会議所の重要な使命です。
青少年に向けこの事業を通じ、大人である私たちが今何を伝えてあげることが出来るのでしょうか。私たちが今まで学んできた古き良き時代の考え方か、それとも時代の移り変わりとともに生まれる最先端の考え方か、はたまたそれ以外か。健全で豊かな人間形成を育むために人として成長できる機会を提供し、このまちに愛着を持った将来を担う子ども達を輩出することができたらと切に願っております。子ども達の笑顔がまちの発展の始まりともなるのです。この想いを胸に私たちも長年継続してきた事業の大切さを経験し学んでいきましょう。
私たちが住み暮らすまちには古くから市民に親しまれ愛されてきた伝統的なまつりがあります。行政、諸団体、市民の協働により作り上げられ、多くの人々が参加することでまちに大きな賑わいを創出する地域を挙げてのイベントです。
まちの発展に寄与するために私たちはどう関わるべきでしょうか。心躍るような催しにするにはどんな趣向を凝らすと良いでしょうか。地域のリーダーである私たちが持てる力を結集して、まちのために存在感を大いに発揮し、新たな発想と独自の観点でまつりに参画することでイノベーションを起こし、過去を超える成功へと導いていきましょう。
次代を見据えた的確な組織運営の確立
52年という長い年月このまちで活動を続け信頼を得てこられたのは、定款や運用規定を含め会としてのルールを厳格に定めてきたからではないでしょうか。
会社として置き換えてみた時、就業規則など細部に渡り的確なルールが存在しているはずです。社会においても様々な法がルールやモラルを作っています。ルールこそが自分を律し、組織に所属している責任と自覚を形成していきます。現在の私たちは在籍年数の浅い会員が多く会の運営に際し1人に多くの負担がかかる傾向にあります。1人が出来ることには限界があります。次代を見据え全員で学んでいくことで効率や精度が大きくあがり、個々に責任を与えることで、自覚が芽生え自発的に取り組む姿勢が生まれます。適切な運営方法を理解し経験を積むことで組織の底上げをすることもできます。
今このタイミングで確立していくことが重要です。全員で運営し的確な組織運営を確立させることが、私たちの活動の根幹を安定させ、今まで築き上げてきた信頼をより強固にし、組織の発展へとつながっていくことと私は確信しています。
おわりに
私が青年会議所に入会して6年。日々活動する中で多くの方に出会い、様々なことを経験させていただきました。52年の長きに渡り紡いでこられたのは、先輩諸氏の弛まぬ努力と情熱によって築き上げてこられた賜物であると感じています。羽島青年会議所には地域への責任と影響力があり、自己成長の実現、自己目標の実行が可能であります。そして地域に対するそれぞれの想いを形に変え貢献することができる魅力があります。卒業され現在も社会で活躍されている方が多くいることからも、この団体が持っている価値というものが素晴らしいものであることは間違いないのです。ただしその価値を感じるためには一生懸命に活動し、心から楽しまなければなりません。
今も私たちがこのように活動させていただけるのは、これもひとえに地域の皆様に温かく支えられ、多大な理解と協力をいただけたことが大きな要因であると考えます。次は今を生きる私たちが次代につなげるべくその感謝を活動でお返しする番です。『施されたら施し返す。恩返しです』2021年度はこの心を忘れず、輝かしい栄光と歴史に彩られた重みのあるバトンに敬意を表し、更なる高みを目指すべくまちづくりひとづくりに邁進し、明るい豊かな社会の実現の理念のもと、イノベーションを生み出すことで過去の素晴らしい歴史を超える新たな1年を目指し同志と共に今こそ光り輝こうではありませんか。