一般社団法人羽島青年会議所2021年度
副理事長 金森 淳志
世界経済が著しく変化し成長していく中、私たち青年会議所は様々な困難を乗り越え存続してきましたが、2020年度、新型コロナウイルス感染症の猛威により青年会議所活動の自粛を迫られることとなりました。人と人が触れ合うことが当たり前であった日常が変り、コロナ禍においてどのようにして地域と関わっていくのか、従来の青年会議所活動をどう行うかを考えていかなければなりません。そこで、私たちは行政との関わりを深く持つことが必要ではないでしょうか。私たちが良好な関係を築き情報を共有し、できないと判断するのではなく、どうすれば実現できるかを常に考えさせ地域住民と行政との協和を図ることでよりよいまちづくりを目指します。
まちづくりをするにあたり並行してひとづくりは欠かせないと考えます。個々の成長を求めることは組織としての拡充につながり組織を強靭化していきます。その中で、会員の資質向上は青年経済人にとっても必要ととらえ、地域の青年経済人や他団体を巻き込んだ活動を進めていきます。私たちの人生には限りがありその中で青年会議所に入会を決めた会員には誰一人無駄な時間を過ごさせぬよう目を配り、誇れる、誇られる人になっていただきます。
会員数の減少傾向と長期経験者が少なくなっている昨今、2021年度は正に正念場です。理事長所信のスローガンにあるイノベーションを基に構成された新理事は2年未満の会員が半数を越えていますが、夢と希望そして意欲を持った新理事の発想と行動力を遺憾なく発揮させより活発になるよう導き活動することで、革新的なこの一手は新たな時代の基礎を築き経験不足という問題点を拭い去り、情熱を持った同志を集い更なる発展が加速していくと確信しています。
私たちは組織の理念を重んじ歴史と伝統を受け継ぐとともに、その時代の経験を確実に後世に引き継ぐ事が必要です。楽しむと共に学び成長していくためにも、時には厳しく指導し充実した青年会議所活動を経験させ、毎年バージョンアップするよう志を高く持ち今年一年邁進いたします。